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【コラム6】 どうせ録るなら良い音で! (宅録でのノイズ対策)

今ではMTRやPCを使って宅録なんて事も一般的になってしまいました。
何だか、スゴイ早さで技術が進歩しますね〜。
VS-880が発売されたときなんかは、すんごい時代になったな〜!なんて思ったもんですが...。

まぁ、そんな話はさておき、「
自宅で録音するにしても、どうせなら良い音で録音しようじゃないか!」という話です。
今どき、自宅にミニスタジオなるものがある人は多いのではないでしょうか?
防音はさておき、ギター・ベースなんかを録音するMTRPC(DAW)があり、ドラムがわりにリズムマシーンがつないであって、
マイクも1本くらいあると便利かも。んでもって、モニターできるスピーカーヘッドフォンがあればリッパなもんです。
ここまでくると、CD・MDプレーヤーをつないだり、打ち込みようの音源やらキーボードやら、色々つなぎたくなってしまいますねー。

でも、いろいろつなぐ前はクリアな音で録れたのに、何か「サー」、「ブ〜ン」、「プチッ」、「ヌオッ」とか嫌な音が入るようになった
てなことはないでしょうか?
そうです、それがノイズです。

という訳で、前置きが長くなりましたが、今回は「
宅録でのノイズ対策」について書いてみたいと思います。
(上記のような場合以外でも参考になるかも。)



1.ノイズについて
 「本来伝えようとする信号以外の信号」がノイズですが、
そのノイズ発生源がいくらすごいノイズを発生しても、それのみでは問題になりません。
そうです、本来の信号を邪魔してしまうことこそが、問題なのです。
厄介なことに、伝えようとする信号と混ざってしまいます。


さて、そのノイズですが、2つに分けると
機器自身が発生するものと
外からの影響によるもの(外来ノイズ)
があります。


まず、機器自身が発生よるノイズですが、
「機器内部の回路素子から発生して、信号に乗ると同時に電磁波として輻射されます。」
と、説明するとこんな感じにですが、ようは機器内部の基盤等がノイズの原因です。
なので、回路の配置など設計段階の問題については、いち個人ではどうしようもないです。
ノイズの発生量の少ない機器、ノイズの影響を受けにくい機器を用いたいところですが、
すでに持っている機器はどうしようもありません。外来ノイズの対策に力を注ぎましょう。



2.外来ノイズ

というわけで、その
外来ノイズについてですが、大きく3つに分けてみました。

 #1 電源関係
     ・電源ケーブルをアンテナとしてノイズが侵入。
     ・電源負荷の変動による電位変動が原因。
     ・その他
 #2 ライン信号から侵入
     ・ケーブル類などをアンテナとしてノイズが侵入。
     ・その他
 #3 その他
     ・操作者の静電気等
     ・その他

と、こんな感じです。

つづいて、その外来ノイズの侵入の仕方ですが、
空中から電波のように侵入してしまうものと、
ケーブル類から直接侵入するものとがあります。


ノイズの原因(場所)や侵入経路がわかれば、対策も考えやすいかと思い一応書いてみましたが、詳しい説明は省略します。
それぞれのノイズがどういう仕組み(原理)で侵入するのか?とか、なぜノイズが発生するのか?
といったことはおいといて、「じゃあ、具体的にどうすればいいの?」という本題に入りましょう。





3.具体的な対策

はじめに言っておきます、、。
以下に少しでも効果があると思われる対策を順不同で書いてみますが、やってみて「効果がない」と怒らないで下さい。
人それぞれ環境も設備も違います。必ず効果があるとは言えません。参考程度にお願いします。
(自己責任で。)



・まずは
普通の作業状態から、それぞれの機器の電源を1つ1つON/OFFしてみて下さい。
 突然ノイズが減少することがあります。それがノイズの発生原因の機器です。
 また、発生源は全然違う機器だったりします。(蛍光灯とか、エアコン、ホットカーペットなど)
 電源を使用しているものはひと通り調べてみましょう。

 → このやりかたでノイズが発生している機器が特定できたら、その機器を遠ざけてみましょう。
   これでノイズが減少するなら、その機器から発生しているノイズが空中から侵入してます。
   その機器を、できるだけ遠ざけ、ケーブル類も近くを通さないようにしましょう。

   遠ざけても減少しないようだったら、接続されているケーブルからノイズが侵入している可能性があります。
   接続している機器同士のインピーダンスがあっているか確かめてみましょう。
   また、これ以降に説明する方法も試してみて下さい。

 → 機器が特定できない場合、それぞれの機器が少しづつノイズを発生して、総合的にノイズが大きくなっている可能性があります。
   これ以降に説明する方法をいろいろ試してみて下さい。


電源ケーブルとライン信号のケーブル(オーディオケーブル)は、できるだけ離す。また、交わらせない。 どうしても交わる時は垂直に。
 



アースをとる。
 → 更に機器ごとに電源極性をとってみる。
   電源コンセントは、口の長い方が通常アース側です。
   機器の電源ケーブルのアース側を合わせてさしこみます。
   アース側がわからない場合は、テスターで調べる方法があります。

ブレーカーに近い電源コンセントを使用する。また、大電力の機器(エアコンや電子レンジ)は作業中に使用しない。

夜中に作業する。 → 他の人が電気を使用しないため、電圧が安定するらしい。

関係のない機器の電源はなるべくOFFにする。 → 冷蔵庫など電源をOFFにできないものがあるの場合、なるべく離れて作業する。

ケーブル類はできるだけ短いものを使用する。 
 → ケーブルを短くしてノイズの多く発生している機器の近くを通るよりも、
   逆に遠回りさせてその機器の近くを通らないようにした方がいい場合もある。

シールドケーブルは良い物を使用する。
 → というのは、シールドケーブルの中には、編祖と言われる網目状に編んである電線が粗いものがあります。
    そのようなものはシールド効果が低いので、少し高めのもの(編祖が粗くないもの)を使用する。

ノイズフィルタ付の電源タップを使用してみる。
 → 仕様によりますが、タップ内での効果はありませんのでご注意を。
   タップ内にノイズ発生源の機器があると、電源ケーブルからまわりこんでくる可能性があります。
   ノイズの発生源の機器が特定されている場合、同じ電源タップ内での使用は避けましょう。
   
また、PC関係とオーディオ関係の電源をわけてみる。
   (PC関係とオーディオ関係はブレーカーの違うコンセントにしてみる)
   など、いろいろ試してみて下さい。

   
フェライト製のノイズフィルタを電源ケーブルにつける。





≪さいごに≫

どうでしょう、お役にたてましたでしょうか?

ノイズは厄介ですが、頑張って少しでもよい音で録音したいものです。
発生源を特定してしまえば、何とかなりそうなので
(最悪その機材を使わない)、面倒でも一つ一つ調べてみましょう。

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