スタジオサスフォー (Studio dud4)  
  スタジオサスフォー (Studio sus4) 西武池袋線 東久留米駅 徒歩2分 
 
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レコーディング: 実際の録音風景
 
実際の録音風景をご紹介します。 (文: 録音担当 志摩)
撮影に協力してくれたバンド
underground forecast
Gt.大滝嵩弥 Dr.三谷健太朗
Ba.佐々木駿 Gt/Vo.田端伸梧
>>audioleaf
自主録音以外のレコーディングは初めてとの事。
「よし、自主制作とはひと味違うところを見せてやる」
録る側も静かに気合が入ります。
作業計画
事前の打合せで以下の作業プランを決めました。
・作業時間は11:00〜19:00の8時間
・録音するのは1曲
・録音パートはドラム、ベース、ギター×2、ボーカル、コーラス
・ドラムとベースは同時録音する
・録音はドラム&ベース、ギター、ボーカル、コーラスの順でおこなう
・ミキシングは「お任せミックス」で後日おこなう
事前にバンドから今回レコーディングする曲「キアロスクーロ」のデモをいただきました。
(デモはこんな感じの一発録りのもので十分です。無ければ別にいただかなくても大丈夫です)
キアロスクーロ(デモ)
この曲がレコーディングでどんな仕上がりになるかお楽しみに!
ドラムとベースの録音
まずはリズムセクションから録音をはじめます。
今回はバンドの希望で、ドラムとベースを同時に録音する事にしました。ベースはアンプから音を出さずにライン録音します。
スタジオ常設のYAMAHA YD9000です。 セッティング中。 マイクを立てて配線していきます。だんだん緊張感が高まってきますね。
マイクセット後の全景。 スネア、チャイナ、スプラッシュは三谷さんの持込みです。 クリックとモニターの音量を調整。大きすぎると音漏れしますので程々に。
今回、ベースはライン録音します。足元のプリアンプからオーディオIFへ直結です。 ProvidenceのJBタイプ。 佐々木さんの機材。Boss LM-2B、Ibanez PD7、Zoom B3、Hartke BASS ATTACK。
セッティングが終わったら、モニターのバランスを調整して試し録りをしてみます。どんな音で録れたでしょうか?
どんな音で録れたかチェック中です。
ドラム
ベース
この段階でイメージ通りの音になっていないと、後々まで影響します。
特にドラムは妥協せずにチューニングをした方が良いです。
今回は、みんなで試聴して特に問題なしとの事だったので、このまま本番の録音に入ります。
さあ、本番開始。
今の演奏をプレイバック。真剣です。 一方、コントロールルーム。スタジオ内の二人の映像を盗撮してます。うん、お気楽! それは満足の笑い? それとも苦笑い?
大体OKのテイクが録れたら、納得いかない部分だけパンチインで録り直していきます。
パンチインに備えるわたくし。操作は全自動ですが、それでも緊張するんです。
今回はドラムとベースで合計11トラック使用しています。
ドラムはOKになったので、ベースの気に入らない部分だけを修正していきます。
全員が納得のリズムトラックが出来上がった様ですね。
出来上がったリズムトラックはこんな感じです。
リズムトラック完成
さあ、ドラムセットを片付けて次のパートに移りましょう!
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ギターの録音 その1
田端さんのギターの録音です。
アンプはスタジオ常設のRoland JC-120を使用しました。 Gibson レスポールスペシャル。
P90は独特なサウンドですよね。
田端さんの足元。
Korg DT-10、Ibanez TS9DX。左端のJOYO Ultimate Driveは今回は使っていませんね。
実際に音を出してもらってマイクの位置を決めています。 サランネットに当たるくらいSM57を近付けて、センターキャップと振動板の継ぎ目を真正面から狙っています。 試奏して録れた音をチェック。ギター単独の音を聴くだけでなく、リズムトラックに合わせた状態の音もチェックした方が良いです。
さて、色々と微調整してこんなサウンドになりました。
ギター1  
さあ、音が決まったらしっかりとチューニングし直して本番です。
微調整。この段階でしっかりとした音を作りたいところです。
俺のギターをくらえ! ほう、中々やりよるな。 一人でスタジオ内で演奏していると、結構な孤独感があります。コントールルームから話しかけてあげて下さいね。
出来上がりはこんな感じです。
 ギター1完成
さあ、次にいってみましょう。
細かい部分を納得いくまで弾き直して完了!
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ギターの録音 その2
大滝さんのギターの録音です。
アンプはスタジオ常設のMarshall JCM900を使用しました。 2本のギターを使い分けています。バッキングにはFenderストラトキャスター、リードにはGibson レスポールスタンダードを使用。 大滝さんの足元。最前段にワウペダルが接続されています。
Boss TU-2、Xotic EP Booster、Ibanez TS9、Fulltone OCD、Boss BD-2。左側のLINE6 DL4やMM4などは未使用ですね。 SM57ベタ付けです。ストラトの時は狙いを少しスピーカーのエッジ寄りにして、音をマイルドにするなど地味に工夫してますよ。 例によって、試奏して録れた音をチェック。
結果的にストラト、レスポールそれぞれこんなサウンドになりました。
ギター2(ストラト)
ソロ(レスポール)  
さあ、ガンガン録っていきましょう。
熱演中。 うーん。もう一回かな? ギターチェンジ!
黙々とギターをダビング。緊張感が伝わります。 一方その頃、この人達はリラックスしていた。 ドアのこちら側と向こう側では別世界ですな。
出来上がりはこんな感じになりました。
ギター2完成
ギターソロ完成
さあ、次にいってみましょう。
うん、いいソロだ!
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ボーカルの録音
お待ちかね、ボーカルの録音です。
歌は人間の心身のコンディションがダイレクトに音に影響します。「空腹の方が調子が良い」「軽く運動して体を暖めた方が声が出る」「部屋を真っ暗にする」「裸足になる」など、各人こだわりがあって面白いです。さあ、歌い手さんが準備OKとなったら録音開始です。
今回はコンデンサーマイクを使用しました。左のマイクは外との会話用です。 録音前に何やら打合せ。 試しに歌ってみてモニター音量を調整。
自分の声が聴きにくい場合はヘッドフォンを片耳外してみるのも一つの手です。 歌詞カード。これがあると作業効率が全然違いますので必ず準備しましょう。私にも一枚下さい! ギターボーカルの人にありがちなのが、歌唱中に手が手持ち無沙汰になる事。ギターを持ってエアで弾きながら歌うのも有りです。
熱唱! Aメロ、Bメロ、サビを分けて何回か録って、ベストのテイクを選ぶ形で録音を進めました。どう録っていくかは歌い手さんの自由ですよ。 プレイバックして今のテイクを確認。OKかな?
こんな感じになりました。
ボーカル完成
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コーラスの録音
最後に三谷さんのコーラスを録音します。
打合せしてますね。 口の正面にマイクの位置を合わせます。 モニターチェック。おー聴こえる、聴こえる。
録音中はやっぱり孤独です。 画面越しでも伝わる緊張感。 一方その頃、この人達はリラックスしていた。
出来上がりはこんな感じになりました。
コーラス完成
さあ、これで録音は終わりです。
そんなこんなで終了!
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ミックスについての打合せ
録音が順調に終わったところで、ミックスについての打合せを行いました。
今回は「お任せミックス」ですのでバンドの立会いなしで作品を仕上げます。そこで、この段階でのバンドの要望をまとめて挙げてもらって相談をしました。
バンドの要望 エンジニア回答
【要望1】 大滝さんのギターを、田端さんより目立つようにして欲しい。
(おかしくない範囲で)
セクション毎に音量を増減させて、リードのパートを目立たせつつ、歌の部分では2本が均等なバランスになる様にします。
【要望2】 ボーカルにリバーブをまあまあ深くかけて欲しい。
 
実際にやってみましょう。
【要望3】 ブレイク部分のボーカルに、ラジオの音の様なエフェクト
かけて欲しい。
実際にやってみましょう。
【要望4】 ラストサビ前のピックスクラッチ部分は、PANが右から左に
流れるようにして欲しい。
PANのオートメーションでその様にします。
【要望5】 ボーカルとコーラスのピッチ修正は行わないで欲しい。
音が外れていても、ありのままで行きたい。
了解しました!
【要望2】と【要望3】は机上であれこれ言うよりも、実際に音をバンドに聴いてもらいながらエフェクトの具合を決めた方が早いので、早速やってみました。
なお、モデルになる音源あればそれを持参いただければ更に話が早いです。音源はCDかオーディオファイルで持参いただくのがベストです。
【要望2】のボーカルのリバーブの具合について、2パターン提示したところ、
パターン2の音がイメージに近いとの事で採用しました。
バンドミーティング中。
ボーカルリバーブ1
エフェクトが掛かっている事を感じさせない程度のリバーブです。
ボーカルリバーブ2
十分な残響がありつつも、わざとらしくない程度のリバーブです。採用!
【要望3】のラジオの音については、ディストーション+EQ+ノイズで音を作り
バンドに試聴してもらいました。結果、イメージ通りとの事で採用です。


ラジオエフェクト 
別空間で鳴っているかの様な音を狙っています。採用!
終わりー!
これでバンドの作業は終了です。あとは私が責任を持ってミックスさせていただきます。おつかれさまでした!
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実際にかかった時間
実質の作業時間は、11:00〜18:20でした。
曲のアレンジがしっかりと固まっていたので、あまり悩む事なく順調に作業が進み、予想より全然早く完了する事ができました。理想的ですね。
完成品
数日後、ミックスが完了しバンドに試聴してもらいOKをいただきました。晴れて完成です!
underground forecast の皆さん、撮影協力ありがとうございました。機会があれば是非またご利用下さい!
 
   
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